現場ブログ
畜舎の解体工事を行う流れ
皆さん、こんにちは!八戸クリーン解体営業担当の上坂です。
今回は、畜舎の解体工事を行う流れ
についてお話させていただきたいと思います。
畜舎の解体工事を行う流れ
家屋や建物の解体と同様に、畜舎を解体する場合も一定の手順があります。
解体業者によって多少やり方が異なることはありますが、基本となる手順を紹介いたします。
養生の設置
まずは養生の設置から行います。畜舎の場合は比較的周辺が開けていることが多いですが、作業の万全を期すため養生を行います。
特にスレート瓦を使用している畜舎の場合は、アスベストが使用されている可能性もあります。
アスベストが周辺に飛散すると、健康被害につながるリスクが高まるので注意が必要です。
近くに住んでいる方や住宅がある場合は、そうした方々への配慮という意味でも養生を設置することが大切になります。
養生を設置することでほこりや粉じんの飛散防止、振動や騒音の軽減、廃材の飛散防止といった効果に期待ができます。
スレートの撤去
養生の設置を終えたら、続いてスレートの撤去を行います。
かつては、耐久性の低さやアスベストが使用されていることなどがデメリットとされてきましたが、現在では、技術改良も進み良質なスレートを使える環境となってきました。
畜舎の屋根材としてスレートを使用されることが多く、1枚1枚丁寧にはがしていきます。
手作業で行うことも多いため、その分手間や人件費がかかってきます。
躯体の解体
スレートの撤去を終えたら躯体の解体へと移ります。鉄骨や鉄筋コンクリートなどの躯体がむき出しになった状態で重機を使用し躯体の解体を行います。
重機に鉄骨カッターなどのアタッチメントを装着すると、より効率的に作業を行えます。
躯体解体が解体工事の中でもメインとなる部分であり、作業が終われば畜舎の面影もほとんどない状態になります。
地中埋設物の確認
躯体の解体を終えたら地中埋設物の確認を行います。
特に古い畜舎の場合、地中に井戸や浄化槽などの埋設物が埋まっている可能性もあります。
地中埋設物をそのままにしておくと解体後の土地活用に影響が出てくるリスクもあるので、発見した時点で撤去するようにしましょう。
追加費用の対象となり施主として経済的な負担となりますが、確実に撤去しておきましょう。
清掃作業
地中埋設物の確認や撤去まで終えたら、最後に現場の清掃作業を行います。
畜舎ならではありますが、土地に動物の糞尿などが混入している可能性も十分にあります。
その場合、糞尿や異物は確実に撤去して、きれいな状態に戻すことが重要です。
ゴミや廃棄物の撤去はもちろんのこと、消毒作業を行いきれいな状態を作り上げます。
最後には整地を行い、土地をならして解体工事終了となります。
アスベスト使用の場合は高額に
畜舎の解体で、外壁材や屋根材、躯体などにアスベストが使用されている場合はさらに高額な費用がかかります。
かつては断熱材として利用されることが多かったアスベストですが、発がん性物質が含まれることがわかってからは原則として使用が禁止されています。
全面的に禁止されるようになったのが2006年であり、それ以前に建てられた畜舎の場合アスベストが使用されている可能性があるでしょう。
アスベストが使用されている箇所や面積にもよりますが、通常の2倍程度の費用が必要になることもあります。
まずは、解体専門店にアスベストが使用されているかを確認してもらいましょう。
今回の内容が、皆様のお役に立てば幸いです。
八戸クリーン解体は、安心安全な施工をモットーに、八戸市、近隣にお住まいの方々に信頼していただける丁寧な施工を提供いたします。
解体工事のご相談は、八戸クリーン解体までご相談お待ちしております。