現場ブログ
施主が知っておくべき「解体工事の裏側」
【後で揉めないために】八戸市の解体工事で「追加費用」が発生する”危険なサイン”4選
解体工事の見積もりを比較しているとき、「A社は安いけれど、B社は高い…」と悩むことはありませんか?
実は、一見安く見える見積もりには、工事が始まってから追加費用が発生する「落とし穴」が潜んでいることがあります。
特に八戸市や青森県内の地域で解体工事を検討している方が、工事後に後悔しないために、追加費用のリスクと、それを避けるためのプロのチェックポイントを解説します。
危険なサイン1:見積もり書に「地中埋設物(ちちゅうまいせつぶつ)は別途」とだけ書かれている
解体工事で最も追加費用が発生しやすいのが、地中に埋まっている障害物(地中埋設物)の撤去です。

八戸市で特に注意すべき埋設物
- 古井戸や浄化槽(汲み取り式・合併式)の残骸: 過去に利用されていた井戸や浄化槽の存在は、図面では確認できず、解体を進めて初めて発見されることが多々あります。これらは適正に処理・埋め戻しを行う必要があります。
- コンクリートガラ: 過去の増築や外構工事で出たコンクリートの破片などが、庭の土の中に大量に埋められているケースです。
プロのチェックポイント
「発見時の対応」や「概算の目安」について、事前に業者と話し合い、書面に残しましょう。「何を発見した場合に」「いくらまでかかる可能性があるか」を把握することが重要です。
危険なサイン2:解体後の「更地」が、かえって固定資産税を上げる
「家を解体して更地にすれば売却しやすい」と考える方が多いですが、解体後の利用計画がない場合、経済的に大きな損失を被ることがあります。
更地化で発生する八戸市民の税金問題
住宅が建っている土地は、「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税が最大で1/6に減額されています。しかし、家を解体して更地にした瞬間、この特例が解除され、翌年から固定資産税が約3~6倍に跳ね上がります。
- 解体時期の注意: 毎年1月1日(賦課期日)時点で家が残っているか否かで、その年の課税が決まります。売却や新築の予定が年内にない場合は、解体のタイミングを慎重に検討する必要があります。
【プロからのアドバイス】 解体を決める前に、「売却時期」や「新築時期」がいつになるか確定させましょう。解体業者は工事のプロですが、税金や土地活用のアドバイスもできる信頼できるパートナーを選ぶことで、解体後の費用(税金)の増加を防ぐことができます。
危険なサイン3:「アスベスト調査費用」が無料または異常に安い
2022年4月の法改正により、アスベスト(石綿)の有無の事前調査が義務化され、有資格者による調査と行政への報告が必須となりました。
青森県内でも、古い住宅には、屋根材、外壁材、内装材などにアスベストが含まれている可能性があります。
チェックポイント
調査費用を別で請求しない業者は、専門性の低い調査で済ませたり、高額な撤去費用を上乗せして回収しようとしている可能性があります。適正な調査には費用がかかることを理解しましょう。見積もり書の項目が「解体一式」で、アスベスト関連の費用が不明瞭。アスベストの有無、レベル(高・中・低)、飛散防止対策費用が、必ず見積もりで項目分けされているかを確認しましょう。
危険なサイン4:近隣挨拶を「施主任せ」にしている
解体工事で最も避けたいのが近隣トラブルです。トラブルは、工事の遅延や、施主様の精神的な負担、最悪の場合は訴訟問題にも発展しかねません。
- 八戸での近隣配慮: 冬期間や降雪時の工事では、騒音だけでなく、重機やトラックの走行による道路の雪の踏み固めや泥はねなど、地域特有の配慮が必要です。
【チェックポイント】
近隣挨拶は、単なるマナーではなくリスク管理です。
- 「いつ」「誰が(業者の誰が)」「何を」説明するか、具体的な計画を提案してくれるか確認しましょう。
- トラブル時の責任の所在(窓口)が明確になっている業者を選びましょう。
まとめ:解体は「総額」と「安心」で選ぶ
安い見積もりに飛びつき、追加費用やトラブルで結果的に高くなるケースは少なくありません。
八戸市で解体工事を行う際は、提示された金額だけでなく、「追加費用のリスクをどこまで洗い出してくれているか」、「地域特有の配慮をしてくれるか」という安心感で業者を選ぶことが、成功への一番の近道です。
まずはお気軽にご相談いただき、リスクを徹底的に洗い出すことから始めましょう。
八戸クリーン解体は、安心安全な施工をモットーに、八戸市、近隣にお住まいの方々に信頼していただける丁寧な施工を提供いたします。
解体工事のご相談は、八戸クリーン解体までご相談お待ちしております。