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【解体費高騰の真実】なぜ産業廃棄物処分費は上がり続けるのか?八戸の施主が知るべき4つの背景

こんにちは!八戸クリーン解体営業担当の上坂です

解体工事の見積もりを手にし、「建物を壊す費用より、廃材を捨てる費用の方が高いのでは?」と感じる施主様が増えています。

事実、解体費用は年々上昇傾向にあり、その主な要因は「産業廃棄物処理費の高騰」です。

なぜ、この処理費用は下がるどころか上がり続けているのでしょうか?八体市を含む全国的な背景と、施主様ができる対策について、分かりやすく解説します。

処理費高騰の根本原因:最終処分場の「限界」

産業廃棄物を最後に埋め立てる「最終処分場」の残余容量が、全国的に減少・逼迫していることが、価格高騰の最大の原因です。

  • 新設が困難: 新たな処分場を建設するには、用地確保の困難さや地域住民の反対が大きく、新設がほとんど進んでいません。
  • 需要と供給のミスマッチ: 処理需要は高まる一方、供給側(処分場)は減少傾向にあるため、処分場側が受け入れ単価を引き上げざるを得ない状況が続いています。
  • 八戸の状況: 青森県内でも、処分場の数は限られており、八戸から運搬する際のルートや受け入れ先の状況が、費用にダイレクトに影響します。

コストを押し上げる「人件費と燃料費」の高騰

処理場やリサイクル施設の問題だけでなく、解体業者が排出者として負担する「運搬コスト」も高騰しています。

① 運搬に必要な「燃料費」の高止まり

産業廃棄物の運搬は、大量の燃料(軽油)を使う大型トラックが担います。世界的な原油価格の高騰や不安定な状況が続いているため、収集運搬費が大幅に増加し、そのコストが処理単価に上乗せされています。

② 建設業界全体の「人件費」上昇

解体業界・処理業界でも、人手不足と高齢化が深刻です。特に分別や運搬を担う作業員やトラックドライバーの確保が難しく、人件費の上昇は避けられません。この人件費上昇分も、最終的に処理費用に転嫁されます。

法規制の強化による「コンプライアンス費用」の増加

環境保護と不法投棄防止のため、国や自治体による法規制が厳しくなり、それに対応するためのコストも増えています。

① アスベスト規制の厳格化

2022年4月以降、解体工事におけるアスベスト(石綿)の事前調査が義務化されました。これにより、専門家による調査費用や、特定のアスベストが含まれていた場合の厳重な飛散防止対策費用が発生します。

② 建設リサイクル法の徹底

廃材を現場で細かく分別し、リサイクルすることが義務付けられています。分別を徹底するには、手間と時間がかかり、作業コストが増加します。この「適正に処理するためのコスト」が、処理費を押し上げています。

施主様ができる「処理費用の上昇を抑える対策」

残念ながら、処理費用を下げる魔法のような方法はありませんが、施主様の行動次第でムダな出費を抑えることは可能です。

対策内容なぜ費用が抑えられるか
現場の残置物を徹底処分解体前に、家の中の家具、家電、衣類などの一般廃棄物(家庭ゴミ)を極力自分で処分しておく。業者が産業廃棄物として処理する必要がなくなり、処理量が減るため。
信頼できる業者を選ぶ処理ルートやマニフェストについて、明確な説明責任を果たす業者を選ぶ。不適正な処理を行う業者は、結局は追加費用やトラブルで高くなるリスクがあるため。
解体時期を閑散期に検討12月~1月などの閑散期に解体を依頼できれば、業者の単価交渉に応じてもらえる可能性があるため。閑散期の価格メリットを最大限に活用できる。

まとめ:透明性と安心を選んでください

産業廃棄物処理費の高騰は、構造的な問題であり、今後も続く見込みです。

私たち八戸クリーン解体は、こうしたコスト増の背景を隠さずお客様にご説明し、法令を遵守した適正な処理ルートを確保しています。八戸市での解体工事は、費用が高い理由を明確にできる、信頼性の高い業者にお任せください。

八戸クリーン解体は、安心安全な施工をモットーに、八戸市、近隣にお住まいの方々に信頼していただける丁寧な施工を提供いたします。
解体工事のご相談は、八戸クリーン解体までご相談お待ちしております。

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